2004年8月22日 大阪中津・Vi-code  
live report by どり〜むさん  

Boz Jovi LIVE IN Vi-code SUNDAY AUGUST 22,2004  


今や関西のBONJOVIファンの間では絶大な人気を誇るTRIBUTE BANDとなったBOZ JOVI!!
1度彼らのライブを見たものは誰もがその魅力に取り憑かれてしまう。
1度ライブを経験したことによって大きく成長したBOZJOVI。
今回さらにエネルギッシュになった彼らのライブを
私なりにレポートしてみたいと思う。

ROCK LEGEND 2004 第4弾と銘打って行われた今回の2ND LIVE。
ある意味こんなに待って楽しみにしていたライブはないかもしれない。
季節は変わり初ライブのさくらの季節から残暑厳しい今日まで待たされた。
当初7月11日のリッチーのバースデーに合わせて行われる予定だったが
諸事情により今日まで延びていた。
それだけにどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみでもあった。

会場であるVi-Code前の看板にはBOZJOVIの文字が。
この時点ですでにワクワクドキドキしている。
ENTRANCEのDOORを開けて中に入って行った。
今回こそ受付嬢のバニーがいるのかと期待していたが普通の受付だった(笑)
前回と同じようにハンドルネームを告げて受付を済ませた(^^;

どうやらまだいつもの仲間たちは来ていないようだ。
チケットの半券とドリンクチケットをもらってバーカウンター近くまで行くとBOZJOVIのヘヤメイク担当?のMさんと出合った。
今日も店を閉めて来たのか?
(笑)ドリンクを交換してしばらく待っているとぞくぞくと知った顔がやって来る(笑)
みんな久しぶりなのか再会を喜び合い抱き合う姿も見られた。

 今回は前回と違い開演時間が1時間早い。
もうすぐ6時になるのにみんなまだバーのところでたむろっている。
6時開演なのに大丈夫か!時間わかってるのか?早くしないと。。。

開演時間の6時になった。しかし始まらない。・・・もう6時15分だ。
なにかトラブル発生か?そんなことが頭をよぎった。。。

(実はリッチーがベースに頭部をぶつけて多量の出血があったらしい。
その治療に時間がかかっていたみたいだ。
ここで中止するわけにはいかない・・・。と本物同様のプロ根性!?(笑)
バックステージが狭いんだな)

しばらくすると会場は暗転しステージがブルーのライティングに包まれ
ONE WILD NIGHTのイントロが流れてきた。
前奏の部分が何度も繰り返される。
この腰をクネクネさせたくなるようなイントロなんとかならないのか?(爆)
でも好き。
そんなに繰り返されたら腰がクネクネ妖しい動きになってしまうじゃないか(笑)

しばらく腰をクネクネさせていると(笑)メンバーが
デヴィッド、ティコ、アレック、リッチー、ジョンの順で颯爽と登場。
ジョンは前回と同じくブルーアイズに金髪、
そして今日はこげ茶の皮パンにスーパーマンTシャツ、
その上にGジャンという出で立ち。もちろん黒のサングラスもかけている。
出てくると同時にフラッシュ、フラッシュ、フラッシュ〜〜〜!!!
ジャイアンツ・スタジアムを彷彿とさせる(笑)
リッチーはカウボーイハットを被っている!
アレックはノースリーブの黒の皮ジャンを着用!
ビジュアルではやはりこの3人が目立っているか(^^)

そして全員が所定の位置につきジョンの「ARE YOU READY?」の掛け声と共に
ようやく「ONE WILD NIGHT」が始まる!
今回もデヴィッドは奥のほうに位置している。
会場スペースの関係上仕方ないのだが少し残念である(^^;
この曲がオープニングということは今回はONE WILD NIGHT TOURの再現か?
3月の初ライブの時は不完全だと言いながら演奏してくれた曲だが
さすがに今回はまとまっていた。
ONE WILD NIGHT TOURのオープニングということもあり
みんなよく知っているのだろう。
ノリは1曲目から凄かった。後ろを振り返ると明らかに前回よりも人数が多い。
この1曲で初めて来た人はノックアウトされたに違いない!
つづいてこの曲が来たからもうみんな狂ってたよ(爆)
「RAISE YOUR HANDS」だ!お馴染み両手かざすシーンは圧巻!
そしてBAD NAMEへと流れていくのだがここがまた凄い。
「ジャイアンツ・スタジアム〜、俺は政治やスポーツのためじゃなく
愛とロックのためにここへ来た。」
みたいなことをしゃべっている。
恐らくGSのMCをそのまま再現したのだろう。
まさしくここまでONE WILD NIGHT TOURの再現である(^^)
そしてBAD NAMEでは人数が前回よりも増えたためか最初の「BAD NAME♪」
の部分や途中の「I PLAY MY PART〜♪」の部分は大合唱。
小さなライブハウスでしかも全員が正真正銘のBONJOVIファンとくれば
自然な流れでしょうか(^^)実に楽しい!

続いて定番中の定番!ライブでは欠かせない曲であり
BOZJOVIのHP上でもライブで聴きたい曲上位にランクされていた曲!
「LIVIN' ON A PRAYER」である。
Gジャンを投げ捨てるとステージは一瞬暗転する。
ジョンが鳴らす靴音だけが狭いライブハウスにこだまする。
「コツ、コツ、コツ・・・」、次の瞬間Tシャツ姿になったジョンにスポットが当たる。
「WE'VE GOT YOU HOLD ON〜〜〜♪」と歌いだすとみんなも続く
「WO〜〜〜〜HALF WAY THERE〜〜〜♪」、
完璧だね(^^)そしてリッチーのトーキングモジュレーターから
「WOWOW〜WOWOW〜♪」って言うのがはっきり聴こえてきた。
これは鳥肌ものだったな。
前回もセットしてはあったけど出番が少なかったからなんだか嬉しい。
これでIT'S MY LIFEもやれば十分存在価値はあるね(^^)
もちろん途中の合唱もばっちり、掛け合いもばっちり。
ほんとに楽しい(^^)

続いて5曲目「EVERYDAY」だ!前回PLAYしていない曲の連発!
レパートリーがどんどん増えて行く。
演奏自体はすごくしっかりしていたと思うがジョンのキレがいまいちだったような。
マサイのような踊りも無かったし。
声がきれいすぎるのか?風邪引いてるくらいがちょうどいいのか?
(爆)しかし会場は盛り上がっている。
そして、次は何が飛び出すのかワクワクしていたらなんと!
リッチーが歌う「ROSIE」じゃありませんか。いや〜〜参った。やられました!
もうねぇ、ギターは当然ですが声が実にいい!素晴らしい。
ソロツアーでもやるか。(爆)
恐らくその場にいた全員が魅了されたはず!
このときばかりはジョンもフォロー役に徹していた。
リッチーとジョン、顔を見合わせギターを弾く姿がとてもすがすがしい(^^)
今回も見せ場が多いLIVEだがこの曲もその一つである。
実はこの曲、7月のライブに合わせて準備していた曲だったが延期になってお蔵入りする予定だったとか。
しかし、この曲はもともとBONJOVI用の曲じゃないか。
だったらやっちゃおう!ということで披露することになったとか。
完璧主義のジョンも迷ったみたいですが結果的に会場は盛り上がってたし良かったのではないだろうか。
そういう過程があった曲なのだ!
そして、最後にジョンとリッチーがっちり握手して「ROSIE」は終わった。
続いてソロの後は盛り上がるこの曲「IT'S MY LIFE」だ!
リッチーのソロの後はだいたいパンチの効いた曲がくる。
またしてもトーキングモジュレーターの登場である。今日はリッチー大活躍(^^)
ティコのドラムが「ダンッ!ダンッ!」っと鳴ると
ティコの存在に改めて気づかせてくれる。
ずっと後ろでジョンやリッチーを演奏面で支えているのはティコである。
今回もちゃんと見てましたよ。
本物のティコばりにスティックを振り上げて叩く姿は
まさしくBOZJOVIのティコです。
ほんとに時々本物のティコとだぶる。腕から先が・・・(笑)

続いてデヴィッドのキーボードから天使のようなメロディが聴こえてきた。
天の川を流れるようなその軽やかなメロディラインは
誰の心をも癒してくれるように聴こえる。
壊れかけていた私の心をも癒してくれる。見事だ!
そこから「RIGHT SIDE OF WRONG」へと続いていく。
見せ場たっぷりのデヴィッドソロタイムが終わると
そのメロディに乗ってジョンがしっとりと歌い上げる。
MCで「バラードをやるのは初めてかもしれない」と言っていたが
考えればそんな感じだな。
何をPLAYするのかと思っていたらデヴィッドのソロと絡めてくるあたり流石ですね。

続いて「BORN TO BE MY BABY」だ!一気にテンションは上がった!!
みんな飛びまくり頭振りまくりです(^^;
そしてここで度肝を抜かれた。なんと!ハーモニカ登場ですよ。
もう、今では聴くことのできないハーモニカヴァージョンです!驚きました。
すごく盛り上がったと同時に感心して見てました。すごーい!
ほんとに何をやらかすかわからないBOZJOVI!。
安っぽい言葉で表現するなんてできないですね。
こういうとき言葉を知らないとつらいですね(^^;

そして次はこの曲、「THESEDAYS」です。ずっと聴きたいと思っていた曲。
96年当時、それほど思い入れは無かった曲だが
ここ数年無性にライブで聴きたくなっていた曲。
海外でたまにやられるとあぁ行きたかったといつも思っていた。
そんな曲がBoz Joviのライブで聴ける。すごく嬉しい。
ここでもハーモニカ吹いてくれました。すごいねー、ジョン。
そんななりきりジョンが「最後の曲です」と言って歌いだしたのが
「GET READY」だ!デビュー当時の溌剌とした動きを
真似る姿が当時を思い起こさせる。もう20年も昔ですね。
隣にいたOさんと顔を見合わせボソ・ジョヴィやん。
って大笑いしてしまいました(笑)
ここで本編終了!5人前に出てきて何度もお辞儀する(^^)

−encore1−
観客の大声援に答えて再び出てきたBoz Jovi!
リッチーがダブルネックのギターを持って登場!
今回機材にも注目していましたがリッチーは★マークの入ったリッチー独特の
ストラトキャスターを使用していたように思います。
他にも2,3本使っていたようです。そしてこのダブルネックは
今回初登場でテイラーのWネックアコースティックギターを真似たものですね。
本物ではないようですがすごいこだわりが伺えます。
アレックにしたってあの6弦ベースには感動物だし
デヴィッドのキーボードもYAMAHAの実際デヴィッドが
使ってるのと同じだったような気がします。
BozJoviはやっぱりすごい。

 当然のようにここでこのダブルネックを持つということは・・・
「WANTED DEAD OR ALIVE」だ!
リッチーが奏でる音色を聴いていたら後ろから
ジョンと一緒になって歌っているみんなの声が聞こえて来た。
なんだか感動的だ。両者の声がシンクロしていると
本物のジョンと一緒に歌っているように聴こえてくるから不思議だ。
私も我に返りみんなの輪の中に入り歌う(^^)
次は「BLOOD ON BLOOD」だ。BON JOVIからBoz Joviへ、
そして我々へその血は引き継がれているようだ。
そんな気分にさせてくれるBoz Joviの「BLOOD ON BLOOD」!
ジョンのテレキャスから奏でられる音は私達のBLOOD(血)を刺激する。
血は逆流し、毛穴は開くような感覚に襲われる。
それは「ぶらっおん、ぶら〜〜っ♪」で最高潮に達する。
Boz Joviと私達が共鳴した瞬間でもある。
そして最後はこの曲「KEEP THE FAITH」で締めだ!
しかしこの頃にはもうジョンは体力の限界に来ていたのか
前回のKTFより切れは悪かった。
しかも放り投げたマラカスがリッチーの頭上に落ちてきた(笑)
リッチーの歪んだ顔がもろに見えた。痛そうだ(;;)
ジョンよ、そんなにきつかったのか。もうバテバテって感じだった。
しかし最後の力を振り絞って歌うところはジョンそっくりでした。
再び5人出てきてお辞儀をする。

−encore2−
もう終わりと思った人もちらほらいたみたいで何人かが帰ったようだ。
しかししばらくすると、ジョンがギター片手に戻ってきた。
何をやるのかとみていたら突然ギターを構え、
なんと「BLOOD MONEY」を弾き語り始める。
ジョンの独壇場である。
ギター弾きながら「ぶらっまね〜〜♪」と歌う姿はさながら
荒野を彷徨うビリー・ザ・キッドだ!
そんなふうに見えたのは私だけだろうか。
渋くCOOLに歌い上げた。まさしくジョン熱唱である。
後から聞いた話だがこの曲はほんとはやる予定じゃなかったそうだ。
ジョンもたまにやりますよね。
それを真似たそうです。あいかわらず芸が細かい(^^)

−encore3−
ジョンが歌い終えると残りのメンバーが再々登場!
ここまで予定していたかどうかは定かではないが
もう1曲「WILD IN THE STREETS」だ!
ティコのドラムが勢いよく聴こえてきてさぁWILD〜♪だと思ったその
瞬間、ジョン歌詞忘れ(爆)右隣にいたKさんと大笑いしてしまった。
そう、あれはBOUNCE TOURの1月11日大阪初日だったか、
ジョンが1番の歌詞を忘れてお手上げ状態になった公演。あれの再現ですよ。
最高です。もうほんとに最後だと思い、
思いっきり叫ぶ「わ〜〜い、わ〜〜いいんざすとりーーっ♪」
初めてジャイアンツスタジアムに行った2001年を思い出した。
ビール瓶をマイク代わりに隣のいかつい兄ちゃんと一緒に歌ったあの日の時を。
いつかまたジャイアンツ・スタジアムに行きたい・・・
そんなふうな思いを馳せたライブだった。

今回は2時間近くのフルライブ、Boz Joviのみなさん、お疲れ様でした。
そして素晴らしいライブをありがとう!
また次回、セットリストも合わせて楽しみにしています。

終わってしまうと今日もまたBoz Joviの魔法にかけられた感じだった。
それを解く呪文は帰り道でのみんなとのライブの感想と
帰宅後のみんなのBBSの書き込みだ!
しかし、次のライブまで魔法が解けない連中がいるのも確かだ(笑)

以上で今回のライブレポートは終了です。
長い間お待たせしましたがBoz Joviのライブの楽しさ、
観客との一体感、雰囲気が伝われば幸いです。


2004年9月17日 REPORTED BY どり〜む